次に示すサンプルデータのように、複数の説明変数と複数の目的変数がある場合、一度にすべての回帰分析を実行する場合に使用できます。
更に項目の個数がExcelの回帰分析ツールの制限16を超えても実行できます。
なお本プログラムは、ExcelのLINEST関数や分析ツールの「回帰分析」を組み込んでおらず、プログラムの内部のみで計算しています。
目的変数が1つのみの場合は、501 拡張回帰分析プログラムをご利用いただくことができます。
アドイン接続を終え、メニューの「複数拡張回帰」をクリックすると、次のように、設定画面が表示されます。
説明変数Xデータ:
重回帰分析の説明変数データ列をマウスでドラッグして範囲選択をします。
なお、説明変数の最大のサイズは200列×4,000行までです。
データの方向:
説明変数のデータ方向を指定します。
↓:行方向 →:列方向
先頭の行又は列のラベル:
データラベルを含めて範囲選択をした場合は、「ある」をクリックして選択します。
出力結果にも変数名(データラベル)が反映されるので、一般にはデータラベルを分析用基データに含み、データラベルを含めて範囲選択をすることをお勧めします。
範囲選択にデータラベルを含めなかった場合、出力結果の変数名は、「X1」・「X2」・「X3」…のように反映されます。
目的変数Yデータ:
目的変数(外的基準)となる列を、マウスでドラッグして範囲指定します。
なお、目的変数の最大のサイズは200列×4,000行までで、それぞれの目的変数について、上で設定した説明変数を基に重回帰分析を行います。
なおExcel2003までの場合は、1つのワークシートの最大列数が256列のため、説明変数と目的変数(やデータ番号列等)とで、この列数に収まるようなデータを用意する必要があります。
データの方向:
目的変数のデータ方向を指定します。
↓:行方向 →:列方向
先頭の行又は列のラベル:
データラベルを含めて範囲選択をした場合は、「ある」をクリックして選択します。
定数0:
切片(定数・定数項)を強制的に0となるよう、回帰分析を実行する場合は、「使用する」の部分をマウスでクリックして指定します。
事例によって使い分けるのが一般的です。
有意水準:
任意の有意水準を設定することができます。
数字で手入力してください。
初期値は0.05(5%)となっています。
細部出力:
分散分析表やt値などの項目も併せて出力させる場合は、マウスでチェックを入れます。
出力先:
出力を開始したいセルを1か所マウスでクリックして選択します。
設定が済んだら、「開始」ボタンをクリックします。
「中止」ボタンをクリックすると、操作を中止します。
ここでは、「細部出力」にチェックを入れた場合の出力結果を示しています。
出力結果については極力Excelの回帰分析実行結果の出力に合わせているため、一部の用語については、以下のように読み替えてください。
重決定R2 → 重決定係数、寄与率
補正R2 → 自由度調整済決定係数
有意F → P値(回帰式のP値)
※ なお残差出力等はありませんので、手作業で計算してください。
動作環境 |
日本語版Windows用 日本語版Microsoft Excel2003以降(推奨)が快適に動作するパソコン。 |
アドイン接続方法・ ソフトウェア使用許諾 |
※Excel2016・2019も右側の「Excel2007・2010・2013用」をお選びください |
マクロが実行できないときにご確認ください |
https://faq.mypage.otsuka-shokai.co.jp/app/answers/detail/a_id/314030
当商品のような、インターネットからダウンロードしたExcelのファイルについて、マクロが実行できない仕様になっているようです。 マクロを有効化する方法が記されています。お試しください。 |
※カスタマイズは対応不可となりました(2019年1月)